「ち」一覧

・ 千代田 葛彦

・ 千葉 皓史

俳句舎の俳人名鑑

千代田葛彦 (ちよだ くずひこ)
 大正6年(1917)~平成16年(2004)86歳。 台湾生まれ。埼玉県在住。  「馬酔木」,「旅人木」代表。
 水原秋桜子に師事。「馬酔木」に投句,のち同人。篠田悌二郎の「野火」にも所属。馬酔木新樹賞・同新人賞・馬酔木賞・第4回俳人協会賞・馬酔木葛飾賞受賞。*中央大学法学部出身
 句集:『瀝々集』『千代田葛彦集』『旅人木』『未明・無邪』
     葛狩ると知るやけものの息づかひ
     ひとり旋る賽の河原の風ぐるま
     風の日の記憶ばかりの花辛夷
     月明の雲の白馬を駆りゆかむ
      
千葉 皓史 (ちば こうし) 
 昭和22年(1947) 東京都生れ。 
 石田勝彦、綾部仁喜に師事。「泉」入会。「夏至」創刊に参加。現在無所属。泉賞・第15回俳人協会新人賞受賞。
 句集:『郊外』
     底紅や黙つて上がる母の家
     裸子がわれの裸をよろこべり
     敲いてはのし歩いては畳替
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